地震と聞くと、多くの人が恐怖を感じるかもしれません。
しかし、地震がどのような現象なのかを知り、正しい備えをしておけば、被害を最小限に抑えることができます。
そこで今回は、「海溝型地震とは?」について解説します。
海溝型地震は、地球上で最も深い場所にある「海溝」で発生する地震で、日本を含む環太平洋火山帯や南海トラフなどで発生することが多く、巨大な津波を引き起こすことがあります。
正しい知識と備えで、地震に対する不安を減らし、安心して生活しましょう。

海溝型地震は海地震。津波のリスクもあるから正しく知っておこうね!

分かりやすく解説します!
海溝型地震とは?
ここではまず海溝型地震とは?について解説していきます。
つまりよくNHKのニュースなどでも言われる「震源が海底の場合、津波が発生する可能性があります」というのは、この海溝型地震である可能性があることを意味しているのです。
※なおこういった海溝型地震の場合は震源表記が「〇〇沖」「紀伊水道」「遠州灘」など海に関係する地名が出ますので、そこから判断することも出来るでしょう。

たしかにニュースでもそういうの見ますよね・・・

業務連絡>テック君。
ここに地震速報でよく使われる表現をまとめた記事を紹介出来るようにしてほしい!

かしこまりました!

Kさん、ここで業務連絡しないでください・・・
ちなみに「〇〇地方」といった表記の場合は海溝型地震ではなく直下型地震ですが、場所が海に限りなく近い場合などは例外的に後から震源が訂正され「〇〇沖」となるケースもあります。
海溝型地震の定義
海溝型地震とは、海底にある海溝で発生する地震のことを指します。
海溝とは、海底が深い地域に形成される谷のことで、地球上で最も深い場所にある場合が多いです。
海溝型地震は、その深い場所でプレート同士の摩擦が生じたときに、プレートが引き裂かれるようにして、あるいはクリアファイルがたわんで戻るように発生します。
海溝型地震の原因
海溝型地震の原因は、太平洋プレートなどの海洋プレートが沈み込んだ場合に、それにともなう地震活動です。
海溝型地震は、その規模が大きく、地震のエネルギーを放出することで巨大な津波を引き起こすことがあります。
海溝型地震の発生箇所
海溝型地震は、日本を含む環太平洋で発生することが多いです。
基本的に日本国内の海地震で、太平洋側が震源になるケースが多いのはこのためです。
海溝型地震の規模の大きさ
海溝型地震はマグニチュードにして1.8程度の、身体で感じることのできないような地震(無感地震)から、大きなものだと御存知の通り、M9.0といった大地震になることもあります。
前者は細かいものを含めると1日に数百回以上発生することもありますが、後者については数年~数十年に1度程度の発生頻度・周期にはなります(かといって油断はできません)。
また、こうした大きなものは地震発生後に津波が発生することも多く、津波被害が甚大になることがあります。
過去には、昭和三陸地震や東北地方太平洋沖地震などがあり、大きな被害をもたらしました。
しかし、M4.8やM5.5、M6.3などの大きな揺れを伴う地震が発生しても、津波の心配はほとんどありません。

地震だ!津波だ!ってことには、即座にはならないイメージですね!
このケースでは津波が発生する確率は非常に低く、海溝型地震の規模がM7.0以上などと大きくなければ、津波の発生リスクはさほど・・・といったところです。
チリ地震(または大地震とも・1960年)
1960年5月に発生したチリの大地震はマグニチュード9.5という規模で、史上最大級の地震の一つです。
地震が発生したチリ沖から発生した津波は世界中に被害をもたらしました。
環太平洋全域に津波が来たため、日本でも、東北地方(三陸)や北海道(函館)などで1mを超える大きな津波被害が発生しました。
東北地方太平洋沖地震(2011年)
2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という規模で、日本を襲った大地震の中でも特に記憶に残るものとなりました。

この地震では揺れによる被害のほか地震によって発生した津波が東北地方~太平洋側全域を襲ったため、東北地方を中心に甚大な被害をもたらし、多くの人が犠牲になりました。
2003年十勝沖地震
2003年9月に発生した十勝沖地震はマグニチュード8.0という規模で、日本列島で発生した海溝型地震としては、最も大きな規模のものの一つです。

私、この時はまだ小さ・・・いや、生まれてないです・・・

2003年生まれは2023年でハタチ。ちょっとそれは無理があるぞ・・・

(ギロっ)

(この職場、やりづらぁ~~~)
地震によって道央圏はもちろん、特に浦河町など十勝地域で大きな被害が発生し、多くの人が災害復興に全力を注ぎました。
2004年スマトラ沖地震
2004年12月に発生したスマトラ沖地震は、マグニチュード9.1という規模で、これも世界中で被害をもたらしました。
海溝型地震の特徴
海溝型地震は、大きな地震になると直下型とは異なる揺れ方をします。
地震の規模が大きいほど、長時間にわたって揺れが続く傾向にあり、揺れの強さも非常に強く、船酔いのような横揺れが特徴です。詳細を解説します。
揺れ方
基本的に横揺れです。
よくニュースでも「大きく横揺れを感じ」ということがありますが、これは海溝型地震の特徴です。
また、マグニチュードが大きく震源から遠い場合はP波が到達した段階から横揺れが始まるので地震に気づきやすい傾向にあります。
津波の発生
海溝型地震の場合、地震の規模がM7.0以上である場合には一般的に津波の心配があります。
通常、気象庁では地震発生から3~5分以内に津波の有無を算出し、発表します。
しかし、この規模の地震を感じた場合は、情報を待たずに避難行動を取ることをおすすめします。
被害の範囲
海溝型地震の場合、直下型地震と比べて震源の深さや陸地からの距離によって被害の範囲が異なりますが、一般的にはM7.0以上の地震では、全国的に揺れを感じることがあります。
例えば、2011年3月11日に発生した東日本大震災では、鹿児島県薩摩地方でも震度1を観測しているなど、広範囲に被害が及ぶことがあります。
海溝型地震に備えるために
海溝型地震に備えるためにできることをまとめました。
備えるべきこと
海溝型地震に備えるためには、まず家族や周りの人々と平時から話し合い、家庭内で避難計画を作っておくことが(基本かもしれませんが)重要です。
避難場所や連絡方法を決め、緊急時にスムーズに行動できるようにしておくことが必要になるのです。
また、地震発生時の連絡系統や災害用伝言ダイヤル「171」の使い方もおさえておきたいところですね。
防災グッズの備蓄
海溝型地震発生時には、水や食料、防寒具、懐中電灯、ラジオ、救急キットなどの防災グッズを備蓄しておくことが大切です。
備蓄する量や期限については、別の記事で詳しくお伝えします。
避難場所の確認
地震発生時には、建物や道路が被害を受け、避難場所を変更することが必要になる場合があります。
そのため、近隣の避難場所や緊急避難場所を事前に確認しておくことが必要です。自治体や消防署などが公開している情報を確認しましょう。
まとめ
このように海溝型地震は、日本列島を取り巻く海域に多く発生する地震の一種であり、大きな揺れや津波の発生が特徴的です。
海溝型地震に備えるためには、備蓄品の準備や避難場所の確認などが重要です。
そして忘れてはならないこととして、海溝型地震は、過去に多くの被害をもたらしている、ということです。
日本全国で地震に備える意識が高まる中、防災意識を持って対応することが必要となるでしょう。


コメント