2023年5月、日本全国で相次いで震度5弱以上の地震が発生しています。
なかでも、能登、千葉、鹿児島といったエリアで地震が増加していると報道されているのですが、一体その原因は何なのでしょうか?
また、地震が頻発する日本列島ではどのような予測と対策が求められるのでしょうか。
本記事では、地震の増加の理由や正しい予測・対策方法を解説します。
ぜひ一緒に地震に対する知識を深め、身を守るための具体的な方法を学んでいきましょう。
【2023年5月頻発】鹿児島、千葉、能登の地震の概要まとめ
2023年5月以降、鹿児島県、千葉県、能登半島で震度5弱以上の地震が相次いでいます。
【最大震度5弱】2023年5月13日16時10分頃・トカラ列島近海の地震について

| 発生時刻 | 2023年5月13日 16時10分ごろ |
|---|---|
| 震源地 | トカラ列島近海 |
| 最大震度 | 5弱 |
| マグニチュード | 5.1 |
| 深さ | 10km |
| 緯度/経度 | 北緯29.9度/東経130.0度 |
| 情報 | この地震による津波の心配はありません。この地震について、緊急地震速報を発表しています。 |
| 震度5弱 | 鹿児島県 鹿児島十島村 |
| 震度3 | 鹿児島県 屋久島町 |
| 震度2 | 鹿児島県 奄美市 南種子町 |
| 震度1 | 鹿児島県 鹿屋市 西之表市 南さつま市 三島村 錦江町 中種子町 |
【最大震度5強】2023年5月11日4時16分頃・千葉県南部震源の地震について

| 発生時刻 | 2023年5月11日 4時16分ごろ |
|---|---|
| 震源地 | 千葉県南部 |
| 最大震度 | 5強 |
| マグニチュード | 5.4 |
| 深さ | 40km |
| 緯度/経度 | 北緯35.2度/東経140.2度 |
| 情報 | この地震による津波の心配はありません。この地震について、緊急地震速報を発表しています。 |
| 震度5強 | 千葉県 木更津市 |
| 震度5弱 | 千葉県 君津市 |
| 震度4 | 千葉県 千葉美浜区 勝浦市 市原市 鴨川市 富津市 袖ケ浦市 南房総市 いすみ市 睦沢町 長南町 大多喜町 東京都 東京千代田区 東京品川区 |
| 震度3 | 茨城県 常総市 取手市 筑西市 坂東市 稲敷市 埼玉県 さいたま大宮区 さいたま中央区 さいたま浦和区 さいたま南区 さいたま緑区 さいたま岩槻区 川口市 加須市 春日部市 狭山市 草加市 越谷市 志木市 八潮市 富士見市 三郷市 |
| 震度2 | 千葉県 千葉中央区 千葉花見川区 千葉稲毛区 千葉若葉区 千葉緑区 市川市 船橋市 館山市 |
【最大震度6強】2023年5月5日14時42分頃・石川県能登地方震源の地震について


本章では、それぞれの地域で発生した地震の特徴や原因、これからの予測について解説します。
鹿児島での地震の特徴
鹿児島で発生した地震は、震源区域が「トカラ列島近海」となっています。
そのため、今後も同じ程度の地震が起こる可能性は十分に考えられます。特に注意が必要です。
千葉での地震の特徴
千葉県では、度々震度5弱以上の地震が発生しています。
これは、千葉県自体がもともと地震の巣のような存在であるためです。
千葉県北西部エリアの地殻構造は、陸のプレートの下に太平洋プレートが沈み込むことが多く、さらに両プレートの間に南からフィリピン海プレートが沈み込むため、千葉県自体が定常的に地震の多いエリアとなっているのです。
能登での地震の特徴
能登半島周辺での地震は、震源が徐々に北へ移動しており、2023年5月以降活発な活動を示しています。
これは、地下の水などの「流体」が移動している影響と考えられます。
ちなみに、能登半島からやや北の海域には海底活断層があるとされており、群発地震を誘発している地下の水などの流体が北側へ移動しているということです。
それでは、次の章では地震が頻発する理由について詳しく解説していきましょう。
【そもそも】地震が頻発する理由
なぜ地震が一度起こり始めると相次いで発生するのでしょうか。
ここでは地震が頻発する理由について、後発地震の発生やプレート活動に関する要素を解説していきます。
地震発生後は後発地震が起きやすいから
地震が発生すると、その後に引き続き地震が発生しやすくなる現象が起こります。
地震発生後、断層やプレートが移動することで周辺の地殻に圧力がかかり、新たな地震が誘発されることがあります。
大きな地震のあとは岩盤の破断(つまり地震発生)が後続しやすくなるから
地震の規模が大きいほど、周辺の岩盤に大きな影響を与えることがあります。
特に、大地震が発生すると、その影響で岩盤が破断しやすくなり、地震が起きやすい状況が作られます。
また、日本列島が位置する場所は、複数のプレートがぶつかり合う境界型プレート運動が活発な地域であるため、地震活動が盛んなことが要因の一つとして挙げられます。
他の地域の地震がプレート活動に影響するケースも?
実は、ある地域で大きな地震が起こると、それが他の地域のプレート活動に影響を与えることがあります。
例えば2011年東日本大震災の際には、3月11日から数日かけて、ほぼ日本全域で地震が相次いで発生しました。
具体的な事例を示します。
そのため、大きな震源が動くと、プレート活動の影響で遠隔地であっても地震のリスクが高まる可能性があります。
相次ぐ地震…対策は?
地震が起きると、大変な被害が発生することがあります。
そんな地震に適切に対処できるように、家庭でも行政でもしっかりとした対策が必要です。
本章では、地震対策の基本から情報収集、家族や親戚との連絡体制の構築まで、具体的な対策について解説します。
地震対策の基本
地震が起きた際に被害を最小限に抑えるためには、まず家屋や建物の耐震構造が重要です。
耐震性の高い建物に住むことで、地震による倒壊や損傷のリスクを軽減できます。
避難経路や避難所の確認も大切です。
地震発生時に素早く安全な場所へ避難できるよう、避難経路を事前に確認しておきましょう。
また、避難所である公共施設や学校の場所も把握しておくことが大切です。避難訓練を定期的に行うことで、実際の地震発生時にも適切に対応できるようになります。
情報収集を行う
地震が発生した際には、テレビやラジオを通じて正確な情報を入手しましょう。

また、インターネットにも役立つ情報が掲載されていますが、真偽が不明確なものも多いため注意が必要です。信頼性のある情報源を選ぶことが大切です。
家族・親戚等の連絡体制の構築
地震が発生した際に家族や親戚と連絡を取り合えるよう、日頃から連絡方法を定めておきましょう。
その際には、SNSやメッセージアプリなども遅延して届くことがありますので、「○時○分送信」と送信時刻を明記しておくことで、より正確に情報共有が可能となります。
地震の予知・予測に関する研究はどうなっているの?
地震の予知・予測については、今も世界中で研究が進められていますが、果たして確実な予測は可能なのでしょうか。
また、研究の最前線でどのような進展があるのか、現状と今後の展望について解説していきます。
現在の地震予知技術の現状
地震は自然現象であり、その発生タイミングや規模は非常に予測しにくいものです。
しかし、今回の地震の後にはより大きな地震が起こる可能性があることは、2011年3月以降、それなりに認知されてきました。
これは、過去の大地震が発生した後に、その地域で連続的な地震活動が観測されることが多いためです。
地震予知の研究は、政府や民間企業を含めた官民問わず、活発に行われています。
その中で、過去の地震データや地震波の解析、地質学的な知見から発生確率を高める方法や、地震前の兆候をつかむ技術が進化しています。
地震予知研究の進展
近年では、地震波や電磁気現象の解析技術が向上し、それらをもとに地震前の兆候を探る研究が行われています。
特に、地震発生前に岩盤が破壊される際に起こる電磁気現象や、電離層の擾乱(つまり電波の乱れ)が検出されることがあります。
これらの現象をリアルタイムで監視し、地震の予測確率を高める研究が行われています。
今後の地震予知技術の展望
今後の地震予知技術は、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングス)を活用した新しいアプローチが期待されています。
現在の研究では、大量のデータを解析して地震活動のパターンを把握することが難しいため、高速で解析が可能なAIを用いることで、地震予知の精度が向上する可能性があるとされています。
また、IoT技術を活用した地震モニタリングシステムも開発されており、地震発生前の兆候をリアルタイムで監視し、即時的な警報を発することが可能になるでしょう。
これにより、地震発生の予測精度が向上し、より多くの人々が適切な避難行動を取れるようになることが期待されています。
地震発生時のよくある質問まとめ
地震が起きた時、皆さんはどんな疑問を抱くでしょうか。
この章では、地震発生時のよくある質問とその答えをまとめました。
地震が起きる時間帯はあるの?
地震活動は自然現象であり、偶発性が高いために予測できないのです。
地震発生時の身の安全の確保方法は?
1.揺れが収まるまで、机やベッドなどの頑丈な家具の下に身を隠す。これにより、落ちてくる物から身を守ることができます。
2.揺れが収まった後、速やかに安全な場所へ避難する。できるだけ高い場所へ逃げると、津波の被害を避けることができます。
過去に大規模な地震が起きているエリアで再び大規模な地震が起きる可能性は?
地震の発生周期や地域の地質特性を考慮する必要があります。
しかしながら、活断層近くに位置していたり、プレートの境界など、地震発生のリスクが高い地域は、過去の地震の状況からも今後も地震が起きる可能性があることは覚えておくべきです。
まとめ
2023年5月に相次いで発生した鹿児島、千葉、能登での地震について解説しました。
また、地震が頻発する理由や、対策方法についても詳しく解説してきました。
さらに、現在の地震予知研究や将来の展望についても詳しく説明しましたので、是非ともその情報を活用し、地震に対する備えを行いましょう。
是非、他の記事も見てみて、より多くの知識を得て、正しい予測と備える方法を実践しましょう。


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